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2016年02月05日(金) 
その作家の表現というか、語り口がついつい読んでしまうというのは私にはあります。「二宮金次郎」という人に格別の興味を持っていたわけではありませんが、童門冬二という作家の文章が好きでついつい引き込まれ、もう4分の3まで読んでしまいました。


こいう事ってありますね。今日なんか、読んでてウルッと来た箇所が何度も出てきました。小説なのでかなり脚色はしてるのでしょうが。



伝記物は意外と好きですが、どの時代にどのように生きたかというのが興味が沸きます。それでも作家の価値観も入り込んでいるのでしょうが、面白いです。
二宮金次郎の枯れ木を背負って本を読む姿の銅像がどこの小学校



にも必ずあったのに、今は見かけませんね。なぜかしら?時代に合わなくなったのかな?写真は厳しい環境の中でたくましく育つ雑草。二宮金次郎のような草です。

閲覧数764 カテゴリ読書 コメント6 投稿日時2016/02/05 22:43
公開範囲外部公開
コメント(6)
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  • 2016/02/07 02:58
    ベッガさん
    二宮金次郎が薪を背負って読書しながら歩く像は、私の村の小学校似は今も残っていますよ。あれは誰?と亭主に訊かれて説明しました。昔のドイツ人やスイス人なら分かるようです。

    金次郎は戦時中、軍部に模範的日本人とされていたので、戦後撤去する学校が多かったとか。軍部の宣伝を丸飲みにする人も、当人の業績を無視して像を取り除く人も、理性や批判精神がまるでないですね。

    事実と面白さとはなかなか一致しないので、「不実な美女か、誠実なブスか」の選択だと言った人がいました(女性です)。

    でも文才のある人が事実を多面的に描写してふくらみを持たせることで、「誠実な美女」に近くなるかもしれません。
    次項有
  • 2016/02/07 20:58
    > ベッガさん
    事実を素晴らしい描写力で書いたものも数多くあるような気がします。特に民間人で偉業を為した人の話など。
    次項有
  • 2016/02/06 22:39
     アルフォンス・ドーデ『最後の授業』は、歴史を踏まえた優れた文学作品ですが、非常に政治的な意図のもとに書かれた作品でもあります。それなのに、史実のように受け取られて、誤解を広げています。

    > ベッガさん

     『ダルタニャンの生涯──史実の「三銃士」』、読みたい!
    次項有
  • 2016/02/07 00:51
    > 南総の寅次郎さん
    今日本史でも皆が信じてるいろんな事はほとんどが政治的な意図のもとに書かれたものではないかと誰かが言ってました。過去の事は同時期に生きていた人しか分かりませんね。

    やはり、教科書ははっきりした事実のみを記述するのがいいのでしょうね、面白い事のみ追及するのも結構罪作りなのかも?
    それにしても、歴史上の人物を書く時は作家さんもかなり過去の資料を調べ上げているんだな~と、感心します。

    「二宮金次郎」などは結構実像を描いてるような気がします。農民の
    心で地味な活動をやり抜き、周りの人間を180度変えさせて廃墟寸前の村を自ら蘇らせた実績をいくつも作ったことは確かですが、誤った歴史像?を打ち破ったと紹介してあるのはなんだろう?と思うのですが。
    次項有
  • 2016/02/05 23:06
    ベッガさん
    そういうこと、確かにあります。語り口って読者を引き付けるのにとても重要ですよね。

    何年か前にフランス史を勉強しようとフランス王朝史1の「カペー朝」という新書本を買って読み始めたんですね。ところが、教科書的な語り口ではなく、学者が書いたとは思えないほど文章に生気があるのです。

    著者の背景を見たら、確かに西洋史専門で博士号までもっている人ですが、なんと1999年に直木賞を受賞した、れっきとした作家でした。道理で!

    ドイツ史や日本史もこういう人が書いてくれたら、と思いました。
    次項有
  • 2016/02/05 23:58
    > ベッガさん
    そうそう、それなんですよね、生気のある文章は読ませてくれます。
    歴史の教科書がこんな書き方だったらどんなに勉強できたか?と思いますね、教科書程つまらない読み物?はありません。淡々とした説明なんか読みたくもありません。
    次項有
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