二宮金次郎が薪を背負って読書しながら歩く像は、私の村の小学校似は今も残っていますよ。あれは誰?と亭主に訊かれて説明しました。昔のドイツ人やスイス人なら分かるようです。
金次郎は戦時中、軍部に模範的日本人とされていたので、戦後撤去する学校が多かったとか。軍部の宣伝を丸飲みにする人も、当人の業績を無視して像を取り除く人も、理性や批判精神がまるでないですね。
事実と面白さとはなかなか一致しないので、「不実な美女か、誠実なブスか」の選択だと言った人がいました(女性です)。
でも文才のある人が事実を多面的に描写してふくらみを持たせることで、「誠実な美女」に近くなるかもしれません。