えびしんじょ、ちょっと懐かしいです。これ、とても手間がかかるんですよね。母が存命中、私がたまたままだ郷里にいたとき、初釜で母がこのしんじょを作っていました。
味見をしてと言われて試食したら、確かにおいしかったですが「あんなに手間ひまかけて作るほどの価値があるのかなあ」とコメントしてしまいました。でもそれを言うと、茶事に用意される料理はほとんどが、見た目よりはるかに時間も労力もかかっているものなのですよね。それがゆかしさでしょうか。
今欧州でも流行りのスローフードの典型かもしれません。