今日は荒川市民マラソン。
私にとっては初めてのフルマラソンです。
受付をした昨日とはうって変わってすばらしい晴天。

この半年あまり、フルマラソン完走を目標に
練習してきたので、何とか完走したいと思って
スタートラインにたちました。

スタートは９：００。
何せ１万６千人（ちなみにそのうち９千人以上が４０代）
が参加するマンモス大会なので、号砲がなってから
スタート地点を通過するまでに１０分以上かかります。

スタート地点を通過すると同時にストップウォッチを押し、
いよいよ私のフルマラソンがスタートしました。

「最初はとにかくゆっくり、イーブンペース」と
自分に言い聞かせ、２０キロまでは、
ほぼキロ６分から６分１０秒の安定したペースを
守ります。

ところが、このあたりから左膝に違和感が。。。
最近はあまり膝が痛くなることはなかったのですが、
「来たな、古傷」という感じです。
２０キロから２５キロまではキロ６分２０秒から
３０秒にペースダウン。

２５キロ過ぎの給水所で、とうとう膝が痛くて
我慢できなくなり、停まってしばらくストレッチを
しましたが、走り出すとまたすぐに痛み出します。
それからは、走っては停まり、ストレッチをして
また走る、の繰り返し。

３０キロ通過時点で３時間１５分が経過していました。
もうこのあたりでは、歩いているのか走っているのか
分からないような状態で、キロ９分から１０分以上も
かかる有様。

朦朧とした頭で計算します。
「あと１２キロか。キロ１０分とすると２時間かかるな。
ああ、５時間切りはとても無理だ。」
それでも、とにかく腕を振り、足だけは
止めないように必死でもがきます。

３０キロから３６キロまでの６キロは５７分３４秒。
まったく足がいうことをききません。

３６キロの第１３給水所で、荒川市民マラソン名物、
シャーベットステーションが登場。
よく冷えていて、生き返る心地です。

もう感覚がなくなりかけた足のストレッチを
しながら考えます。
「あと６キロちょっとか。何とかゴールまでは
辿り着けそうだな。」

再び走り出すと、これが何とも不思議なことに、
結構それなりに走れます。
まだ足は痛いのですが、やはり気持の問題が大きい
のでしょう。

３７キロ地点で時計を見ると、キロ６分３０秒まで
ペースが戻っています。
この時点で、４時間１３分が経過しています。

シャーベットで復活した頭で再度計算。
「あと５キロ余りか。おー、このペースで行けば、
５時間切れる！」

それからは時計とにらめっこしながら、給水所も
すっ飛ばして走り、キロ６分１０秒から３０秒を
キープ。
４０キロ過ぎて再び足の痛みがひどくなりましたが、
あとは気合で走ります。

記録証にゴールの写真が印刷されるので、最後は
無理やり笑顔でグリコポーズをつくってゴール！

グロスタイムでは5時間を超えてしまいましたが、
ネットタイムでは4時間55分37秒でした。

欲を言えばキリがありませんが、９月から本格的に
練習を始め、週末と休日だけしか練習しないで、
ここまでこれたので、自分なりに満足しています。

これからも、いつかは抽選に当たって
東京マラソンを走ることを夢見て、頑張りたいと
思います。

応援してくれた皆様、大会を支えてくれた
多くのボランティアの方々、本当にありがとうございました。