今回のレースでは、サブテン（１０時間切り）を目標にしていましたので、
ペースについては、次のように計画しました。

１００キロのコースには５つの関門があり、
そのうち２か所が荷物ピックアップポイントになっています。
１つ目のピックアップポイントがが第２関門の51.6キロ地点、
２つ目が第３関門の69.8キロ地点です。

第２関門までをキロ５分３０秒ペースで行き、
そこから第３関門までをキロ６分ペースで行ければ、
あとはキロ６分３０秒ペースで余裕でサブテンでゴールできる計算です。

もっとも最後の５キロは登りなので、ここはキロ６分３０秒では難しいかもとは思いましたが、
この５キロをキロ７分ペースで行っても、サブテンできる計算です。

初ウルトラの時に感じたことですが、私は内臓が強いタイプではないので、
とにかく、前半にいかに貯金できるかが重要だと考えていました。

スタートしてからしばらくは下り基調なので、
それほど頑張らなくても自然にペースはあがります。
最初の５キロは２５分４８秒。

以後はペースも落ち着いて、安定して５キロ２７分台を刻みます。
途中では冠雪した富士山の姿も見ることができました。

２０キロ通過が１時間４７分４９秒。平均キロ５分２４秒ペースですから、いい感じです。

だんだん身体が温まってきたので、シェルジャケットを脱ぎ、ザックにしまいます。
まだ雨も降らないので帽子も脱ぎました。

次の２０キロも１時間４８分２３秒。
フル（４２キロ）の通過は３時間４８分くらい、ここまでは順調です。

４５キロを過ぎると１キロ当たりのペースが５分４０秒くらいまで落ちてはきましたが、まだまだこらえています。

平均５分３０秒くらいのペースを保って、第２関門の荷物ピックアップポイントに到着しました。
給水、給食をすませ、預けておいた荷物をピックアップし、詰め替えます。
ここの出発時間は計画では９時４４分。

ところが、荷物の受け取りや詰め替えに予想外に時間がかかり、
第２関門を出発したのは９時４６分になってしまいました。
早くも２分の借金を背負い、レースは後半戦へ。