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2012年10月21日(日) 
日曜日は、紅葉がちょうど見頃だということで、
浄土平にいこうということになりました。

渋滞を避けるため、8時過ぎにはチェックアウトしてホテルを出発し、
磐梯吾妻スカイラインを通って浄土平を目指します。

途中にはいくつものビューポイントがあり、
どこもかしこも、見事な紅葉です。

ただ、風がかなり強く、結構寒いです。
山の上は冷えるだろうと思って、
キャプリーン2の上にウィンドシールドジャケットを着ていましたが、
それでも寒いので、さらにフィーディニを羽織りました。

早めに出発したこともあって、思ったより渋滞しておらず、
9時15分頃には無事に浄土平に到着。
駐車場にもスムースに止められました。

吾妻小富士をみんなで散策した後、
他の方々はここから高湯温泉に向かうということで、
みなさんとはここでお別れ。

私はせっかくここまで来たので、
浄土平周辺をトレランすることにしました。

福島交通の福島駅行きのバスが12時45分に出るというので、
ビジターセンターにそれまで荷物を預かってもらい、
トレランザックを背負って走りに出ることに。

まずは標高1949mの一切経山に向かいます。
山頂まで登れば五色沼も見渡せる絶景が広がるというので、
期待していたのですが、登り始めたら雨が降ってきました。

だんだん登るにつれて風雨がひどくなり、
山頂付近は立っていられない位の暴風。
景色は全く見えません。
山頂の写真だけ撮ってすぐに引き返します。

山を降りた後は、鎌沼自然探勝路、谷地平、浄土平湿原を回ります。
木道が整備されており、走りやすい道です。
雨は降ったり止んだり。ときどき日が差すと紅葉が光にきらめきます。
快調に走って、11時にはビジターセンターに戻ってきました。

バスの時間まで1時間15分ありますが、
浄土平周辺の主要なトレッキングコースは全制覇しましたし、
結構雨に濡れて身体が冷えたので、
レストハウスで暖をとりながら休憩することにしました。

雨ということもあり、レストハウスは人がいっぱい。
ベンチに腰をおろし、着替えをしていたら、お年寄りがいたので、
「ここどうぞ」と声をかけました。

すると、反対側に座っていた2人のご婦人が、
「まあ、やさしいおにいさんねー。娘の婿に欲しいわ」とか言って、
話しかけてきました。一体私、いくつに見えたんでしょうか。。。

話してみると、お二人は、あの浪江町から避難中なんだそうです。
被災当時の話や、その後の御苦労など、いろいろお聞きしました。
発災直後は原発の情報も全く入らずに、「逃げろ」という近所の人の話で、
とにかく逃げたんだそうです。
今、一番つらいのは、家族がバラバラになって暮らさざるをえず、
孫の顔が見られないことだそうです。

「なかなか福島の人間は、福島を離れられないんだよねー。」とか、
「これまで一軒家しか住んだことがないから、
いまさらアパートには住めないんだよー。」と話してくれました。

そうこうしているうちに、バスの時間。
スカイラインを下っていると、皮肉なことに天気が良くなってきて、
バスの車中から見事な紅葉を堪能することができました。

バスの中から写真を撮っていると、地元のお年寄りが、
「ほら、こっちきて写真撮りな」と席を譲ってくれました。

スカイラインは上りは大渋滞していましたが、下りは渋滞も無く、
予定通り14時前に福島駅に到着。
新幹線の中で昼食を食べ、17時には自宅に帰りつきました。

いやー、ゴルフに温泉に宴会に、朝ジョグにトレラン、
さらに被災者のお話までお聞きして、充実した福島ツアーでした。

閲覧数530 カテゴリ旅ラン コメント0 投稿日時2012/10/21 22:55
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