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2013年08月15日(木) 
昨日の烏帽子岳・ブナ立尾根で、日本三大急登を全て登り切りました。
三大急登は、普通は日帰りで行く人はあまりいないのでしょうが、
トレイルランナーにとっては、深夜に家を出て早朝から登り始めれば、
下山後温泉に入っても、夕食までに帰ってこれることが分かりました。

日帰りなら、山小屋を予約しなくてもいいですし、荷物も軽量化できます。
やはりトレランって、行ける山の範囲が飛躍的に広がりますね。
これからもこのパターンで、いろいろな山に挑戦してみようと思います。

さて、日本三大急登チャレンジを振り返りましょう。

(1)谷川岳・西黒尾根
・標高差 1160m(土合口~トマの耳)
・平均斜度 19.5
・山頂(オキの耳)高度 1977m
・コースタイム 4:10 *時間高度312m
・実登タイム 2:05(コースタイムの50%) *時間高度 624m

(2)甲斐駒ケ岳・黒戸尾根
・標高差 2200m(尾白川渓谷~甲斐駒ケ岳)
・平均斜度 21.2
・山頂高度 2967m
・コースタイム 9:40 *時間高度 238m
・実登タイム 3:51(コースタイムの40%) *時間高度 597m

(3)烏帽子岳・ブナ立尾根
・標高差 1260m(高瀬ダム~烏帽子小屋)
・平均斜度 23.0
・山頂高度 2627m
・コースタイム 6:10 *時間高度 360m
・実登タイム 2:14(コースタイムの36%) *時間高度 671m

だんだんコースタイムに対する実登タイムの率が向上しているのは、
身体が登りに順応してきたためかもしれません。

個人的に順位をつけるとすれば、きつさでは、
 黒戸尾根≫ブナ立尾根>西黒尾根
でしょう。

黒戸尾根は、長いだけでなく、登りのバリエーションも、
急坂、岩場、鎖場と変化に富んでおり、到達標高も高いと、
三拍子揃っています。
三大急登の中では一歩も二歩も抜けた存在と言えます。

しかし、黒戸尾根がこれまで登った中で一番きつかったかというと、
やっぱり、富士登山競走の方がきつかったです。

富士登山競走の山頂コースは、
距離21キロ、標高差3000m、山頂高度3700m、コースタイム11:00で、
登りのバリエーションも、ロード、急坂、砂礫、岩場、鎖場とあり、
到達標高も図抜けて高いですからね。

これらに比べると、ブナ立尾根や西黒尾根は、頑張れば2時間ちょっとで
登り切ってしまうので、いささか物足りない感じがします。

ただ、景観という点でいうと、ブナ立尾根は、
烏帽子岳の花崗岩でできたかっこいいオベリスクや、
周囲の北アルプスの山々の絶景、池や高山植物の豊富さなどで、
一歩リードかな、と思います。

まあ、天気にも恵まれましたし、
絶景独り占めだったせいで印象がいいのかもしれませんが。

これらの他にも、急登に関しては、
・北アルプス三大急登
 「燕岳・合戦尾根、剣岳・早月尾根、後立山・赤岩尾根」
 (笠ヶ岳・クリヤ谷を入れる説もあり)
・新・北アルプス三大急登
 「笠ヶ岳・笠新道、前穂高岳・重太郎新道、奥穂高岳・白出沢コース」
・山と渓谷編集部によるトップ3
 「剣岳・草月尾根、甲斐駒ケ岳・黒戸尾根、赤石岳・東尾根」
など、いろいろな三大急登があるようです。

山と渓谷編集部によれば、名急登の条件とは、
1)距離が長い
2)登っているときは苦しく、登りきると充実感がある
3)最後は名峰に到達する
4)つづら折りではない
5)地図に赤線を落としたときにラインが美しい
6)頂上に達するために合理的である
7)よく知られており、登ると自慢できる
ことだそうです。 

これからもいろいろと登ってみて、自分なりの名急登を探してみようと
思います。

閲覧数1,572 カテゴリ日本三大急登チャレンジ コメント2 投稿日時2013/08/15 10:25
公開範囲外部公開
コメント(2)
時系列表示返信表示日付順
  • 2013/08/15 12:28
    日帰りで往復する日本百急登 という前人未到の世界なら1冊本が書けそうですね(^_^)y
    次項有
  • 2013/08/15 14:08
    > 百山紀行さん
    読者層が狭すぎでしょうw
    次項有
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