引き続いては、補給編。

ウルトラマラソンは、食べながら走るスポーツです。

消費カロリー計算の簡易式は、
「消費カロリー＝体重×走行距離」ですので、
体重６０キロの人が１００キロ走れば
約６０００キロカロリーを消費するわけです。

とても通常、肝臓や筋肉に蓄えられているエネルギーや、
スタート前の食事ではまかないきれません。

そこで、補給をしながら走ることになります。
そのために設けられているのがエイド（補給所）です。

一般にウルトラマラソンのエイドはかなり充実しています。
今回も、水、スポーツドリンクは当然として、
一口大のおにぎり、いなり、アンパン、梅干、氷砂糖、
きゅうり、バナナ、オレンジ、りんご、レモン、
それに場所によっては、豚汁、お汁粉や、
南部せんべいやひっつみなどの地域の特産までありました。

ただ、全部で２０箇所もある公式エイド
（この他沿道の方々が出している私設エイドもあります）
で、まったりとあれこれ食べていたのでは、
それだけでもかなりの時間ロスになります。
１箇所３分としても１時間ですからねー。

また、エイドには椅子に腰掛けて休んでいる人や、
昼寝をしている人、靴を脱いで足を冷やしている人など、
いろいろいて、どうしても、「ちょっとだけ自分も。。」
という誘惑に駆られやすいのです。

その意味でも、エイドの滞在時間をできるだけ
短くすることは重要ではないかと思います。

となると、走りながら（又は歩きながら）食べることを
考えることになります。

今回、そのために用意したのが、ソフトフラスコ。
柔らかい袋に入れた中身が、吸い口を歯で噛みながら
吸うと出てくるのです。
これなら、走りながら補給できます。
スタートからレストステーションまでに２つ、
レストステーションで２つの、計４つを用意しました。
（ただ、結局、レストステーションでピックアップした
２つ分は吐き気のために、ほとんど飲めませんでしたが。）

中身は、以下の４種類を混合した、スペシャルミックス。
ちなみに、味は。。。。ハッキリ言って、不味いです。
　１）「ショッツエナジージェル」
　　（吸収の早いマルチデキストリン。カフェイン入り。）
　２）「アミノダイレクト5500」
　　（ＢＣＡＡ、クエン酸中心のサプリメント）
　３）「ベスパハイパー」（天然スズメ蜂抽出液）
　４）「スポーツミネラル」（沖縄の塩と黒糖）

前日、我が家でこれらを調合し、フラスコに入れていると、
家族から、「凄い臭い。健康に悪そう。」と冷たい視線が。
でも、エネルギー切れで倒れるのは避けたいですもんね。

これらに加え、ウェストポーチには、以下を用意。
　１）まずは、ウルトラランナー愛用率ＮＯ１の
　　　高機能性アミノ酸サプリ「ＷＧＨプロ」
　　　１０キロごとに１包。
　２）６種類の主要電解質を補給できる「塩熱サプリ」
　　　１０キロごとに１錠。
　３）水道水の２〜３万倍の酸素が溶けている
　　　高濃度酸素水「スポーツオキシショット」
　　　２０キロごとに5〜10ml。
　４）きな粉味のプロテイン「ベスパオーカニック」
　　　これはサプリにしては珍しくおいしい。

さらに、予め荷物を送っておいてピックアップできる
６６．５キロのレストステーションには、
アートスポーツ鈴木店長お勧めの、
以下のスペシャルドリンク作成キットを送っておきました。
　１）フィードバックホエイプロテイン
　２）ショッツエナジージェル（ワイルドビーン味）
　３）シェイカー（１００円ショップで買いました）

シェイカーに１と２を２つずついれ、蓋をしてシェイク。
コーヒー味のミルクシェイクのできあがりです。
ちなみに、私は今回、このドリンクだけは吐き気の中でも
何とか飲めました。

まあ、終わってみれば、準備期間が長かったせいもあって、
ちょっと補給計画に念を入れすぎた感がありますね。

もう少しエイドを信頼して、地域の特産品など、
いろいろ食べながら走ったほうが楽しかったかも。ハハハ。