この３連休で、いぶすき菜の花マラソンに出場するため、
鹿児島にマラソンツアーに行ってきました。

鹿児島にいた３年３カ月の間には、ランニングは
やっていませんでしたので、当然、マラソン大会にも
出たことはありませんでした。
ということで、これが鹿児島マラソンデビューになります。

８日に羽田から飛行機で鹿児島空港へ。
そのまま空港バスで指宿に向かいます。
指宿へ向かう道は既に渋滞しています。
通常１時間半で着くところが２時間以上かかりました。

ホテルにチェックインし、前日受付会場まで
往復６キロほどの道程をジョグします。
既にコースには旗や横断幕が張られており、
会場にも販売ブースや売店が出店していて、雰囲気満点。
ウエアにあわせて真っ青な手袋を買ってみました。

９日は９時にフルマラソンがスタートします。
当日は７時に起きて、まず朝風呂。
これで血行が良くなるので、ウォームアップの代わりに
なるのです。

ホテルではマラソン参加者用に炭火で餅を焼いて
ふるまってくれました。とてもおいしかったです。
餅を食べた後にしっかり朝食も食べ、着替えをして、
７時５０分くらいにホテルを出発。寒い朝です。
ジョグでスタート地点へ向かいます。

このマラソン、参加者は総勢２万人以上。
フルマラソンだけでも１万８千人以上のマンモス大会です。

早くスタート地点に行って並ばないと、スタートロスが
ひどいよ、とおどかされていましたが、今年から、
申告タイム順にブロック分けされるようになったようで、
行ってみると全く問題ありませんでした。

結局、スタート地点の菜の花館でゆっくりトイレに行って、
スタート１０分前までテレビを見ているほどの余裕でした。

９時にスタート。
今回は、記録狙いではなく、楽しんで走るつもりで、
５分３０〜４０秒位のペース走で、３時間５０分台で
ゴールできればいいかな、と思っていました。

沿道の子供からチョコレートをもらったり、
エイドでさつまいもを食べたり、結構寒かったので、
何回かトイレに行ったりしながらも、２０キロまでは、
５キロラップで、27'48",27'37",27'32",27'34"と
安定したペースを刻みます。

沿道には菜の花が咲いており、開聞岳もきれいに見えて、
最高の景色です。

２０キロを過ぎたあたりで、後ろから、大集団を引き連れた
ミズノのペースアドバイザーに抜かれました。
フル４時間以内完走を目標とするグループです。

「えー、これってちょっとペース早いんじゃないの」と
思いましたが、後半にペースが落ちることを見込んで
前半で貯金をつくろうという作戦のようです。

いずれにせよ、大集団がすぐ前にいると走りにくいので、
この大集団の前に出ることにして、３０キロまでは、
26'11、26'36"とちょっとあげました。

３０キロ通過地点では、順位を数えているおじさんがいて、
「今、１１００番台だ。全体の１割以内だから、
トップグループだぞ、頑張れ！」と声をかけてくれました。

「そうか、じゃあ、あと１００人抜けば３けた順位か。
余裕もあるし、３５キロぐらいからペースアップするか。」
と思って、26'16"、23'40"とペースアップします。

３５キロ過ぎからはキロ４分台に突入し、ごぼう抜き状態。
それでも、沿道の人達に愛想を振りまくことは忘れません。
「おー、余裕だね」という声が上がります。
最後はキロ４分２０秒台まであげて気持ち良くゴール。

フィニッシュタイムは３時間４４分２７秒。
ちょっと上げ過ぎて予定よりかなり早くなりました。
順位は１８１９２人中７３２位でした。

それにしても、エイドの充実ぶりには驚きました。
今回は補給食を持たずに走りましたが、全く問題なし。

さつまいも、豚汁（菜の花が入ってました）、ぜんざい、
焼そらまめ、そらまめスープ、生ジュース、サバ節、
カツオ腹皮焼などなど、全て楽しませていただきました。

沿道の声援も途切れることなく、本当にいい大会でした。

大会終了後は、ゆっくりと温泉につかってビールを飲み
（マラソン参加者は、この日はただで温泉に入れます）、
その後、電車で鹿児島へ。夜は鹿児島時代の仲間と
焼き肉＆飲み会で旧交を温めました。

翌日、多少焼酎が残る中、朝、城山までゆっくりジョグ。
朝日を随えた桜島がそれはそれはきれいでした。

いやー、最高の３連休を堪能しました。