室堂からの登山道は、ここまでバスで来た観光客もいるので、かなり人が多くなります。 空気も薄いので、みんなゆっくりゆっくり歩いているのを 次々にパスしながら進みます。 多くの方々が「頑張れー」と声をかけてくれるので、 励みになります。 途中で1か所雪渓を越えて、約29分で 最終エイドの一ノ越(標高2700m)に到着。 やさしいエイドのおばさんが梅を練ったものを スプーンで口に入れてくれました。ここまで8時間53分。 10時間はおろか、9時間半も切れそうです。 さあ、最後の仕上げです。 ここからの登りは岩場の急登で、かなりガレています。 富士登山競走の8合目以降を思い出しました。 さすがに呼吸もかなり苦しくなってきましたが、 両手も使って、ガシガシと登っていきます。 そして、スタートから9時間19分後の13時19分。 とうとう立山の雄山の山頂にゴールしました。 同じくらいにゴールした選手と健闘をたたえあいます。 彼は昨年は途中リタイアだったそうで、 今年のリベンジ完走をとても喜んでいました。 ゴール後、選手は鳥居をくぐり、山頂の雄山神社まで行き、 そこで祈祷を聞き、お祓いを受け、お神酒をいただきます。 参拝料500円は参加費に含まれているので、選手はタダ。 参拝が終わったら、山頂でホッと一息。 山頂にもエイドがあり、暖かいコーヒーを出してくれます。 いつもは砂糖を入れないのです、 今日はたっぷり砂糖を入れていただきました。 |