今日は、静岡県小山町で「栗村修サイクルクリニック」に参加してきました。 小山町は東京オリンピックの自転車競技の会場になっている町。 今回のイベントはオリンピック300日前記念イベントとして開催されました。 朝7:20に出発しましたが、東名高速が結構渋滞します。 これまでコロナで高速がすいていたので、油断していました。 会場の小山町総合文化会館に着いたのは、クリニック開始直前。 受付、検温を済ませ、参加費2000円を支払い、 記念品のサコッシュをもらって入場。 参加者は全部で30名くらいでしょうか。 当初のスケジュールは、前半1時間半が講義、 後半1時間半がオリンピックTTコースとTOJコースの体験走行、 となっていましたが、残念ながら今日は雨で体験走行は中止。 代わりに駐車場で技術練習をすることになりました。 前半は、まず講義として、「安心・安全・効率」をキーワードに、 1)安心(怪我をしない)のために、可動域を広げ、歪みを正す、 「フィジカルウォームアップ」をするといい、 2)安全(落車しない)のために、極端な状況に順応する練習、 目線の方向などの「テクニカルウォームアップ」をするといい、 3)効率(スキルアップ)のために、あえて軽いギア、重いギア、 ダンシングで走る練習をするといい、 との話がありました。残りの時間は「輪生相談」。 1)昔はクリート位置が前で、サドルの後方に座り、 蹴りだすようにペダリングする選手が多かったが、 膝に負担がかかるので、今は、クリート位置を後ろに下げ、 サドルを前に出してペダリングするのが主流になっている。 2)身体に歪みがあると、自然な足の位置も左右で異なる場合が。 歪みを正すか、クリートで調整するか。 3)ペダリング時の踵の位置は意識しなくてよい。 膝から下はぶら下がっているだけにして、股関節を支点に、 膝をハンドル方向にぶつけるように上げてやるだけ。 後半は、駐車場に各自の自転車を持って集合し、技術練習。 1)スラローム ハンドルでなく、自転車をいなす感じでクリアしていく。 頭はできるだけ動かさない。 2)8の字走行 できるだけ先を見る。内側の足をあげてバイクを倒して回り込む。 3)急制動 前をかけ過ぎるとジャックナイフ、後をかけ過ぎるとスリップ。 身体を後ろにひいてバランスをとる。 4)肩組走行 しっかり組んだ左回りがやさしい。 右回りや、一人だけが肩に手をかける「片思い」は難易度が上がる。 5)ボトル拾い 手を伸ばす側の足を伸ばし、反対側にバイクを倒す。 右手でも左手でもできるように。 6)インナートップからのダンシング発進 インナートップからふらつかないようにダンシングで発進する。 上半身でしっかりハンドルを引き、バイクを左右に振る。 と、いろいろやりました。 ボトル拾いは始めてでしたが、結構上手くできました。 ヨーロッパの子供達は、まずはこういう技術練習をしっかりやらされるとのこと。 私も日頃の練習にできるだけとりいれてみたいと思います。 |