この週末は台風一過の好天予報と聞いて、1泊2日で、 山梨にヒルクライムライドに行ってきました。 初日の土曜日に登るのは「大弛峠(おおだるみとうげ)」。 日本で最も標高の高い一般車両通行可能峠で、 一つの峠としては日本で最も獲得標高の大きい峠です。 土曜日の6時50分に車で出発しましたが、 緊急事態宣言解除の影響もあるのか、中央道の渋滞が酷く、 スタート地点の「道の駅花かげの郷まきおか」に着いたのは、 予定より1時間半遅れの10時半。 輪行解除してすぐにヒルクライムへ。 距離29.2K、平均斜度6.4%、獲得標高1831mの超級クライムです。 登り始めは陽射しが強くて暑かったですが、高度が上がるにつれ、 木陰も多く、涼しくなって走りやすくなりました。 途中、中間点の乙女湖琴川ダム付近の短い下り以外は全部登り。 とにかく長いので、ハンドルバーを持って無理のないペースで。 琴川ダムまでは「クリスタルライン」という県道ですが、 その先は「川上牧丘線」という林道で、路面状況も悪化。 2箇所ほど工事中で未舗装の箇所もあり、走りにくいです。 峠が近づくにつれ、路上駐車の車が増えてきて、 ゴールが近いことを感じさせます。 2時間43分かけて、ようやく大弛峠に到着。 登りの平均パワーは147.3wでした。 これで、自転車で行ける3つの日本最高地点、 1)車道最高地点・乗鞍畳平(2716m) 2)車で通れる最高地点・大弛峠(2365m) 3)国道最高地点・渋峠(2172m) を完全制覇しました。 多くの登山客で賑わう中、看板の前で記念写真を撮り、 自転車を置きトレランシューズに履き替え、 ウィンブレを羽織ってそのまま国師ヶ岳登山へ出発。 まずは大弛小屋で「山小屋カレー(800円)」で腹ごしらえ。 結構、具が入っていて美味しかったです。 国師ヶ岳には、小屋の前から木道の階段を登っていきます。 これ、雨が降ったら超すべりそうだなあ。 途中、「夢の庭園」と名付けられた絶景ポイントに立ち寄りました。 原生林の中に露出した巨大な花崗岩群。 この巨大な岩と低木が絶妙な調和を見せる自然庭園で、 眼下に広がる大パノラマが見事でした。 さらに登山道を登っていくと、鎌倉~室町時代にかけての高僧、 夢窓国師から名付けられたといわれる国師ヶ岳(2592m)の山頂です。 幸い、快晴だったので寒くはありませんでしたが、 それでもこの高度だと涼しいです。悪天候の日に来たら凍えそう。 下山後、再びバイクで来た道を下ります。 琴川ダムまでの林道は道が悪いので、慎重に下りますが、 それでも路面でタイヤが跳ねて、手が痛くなります。 登りは一気に上ったので、下りは琴川ダムの展望スポットで休憩。 日本一標高の高い(1450m)多目的ダムです。 休憩後、道の駅まで下り切って、車で「ほったらかし温泉」へ。 フルーツ公園の中を通り抜けた高台にあり、 アニメ「ゆるキャン」の聖地としても知られています。 人が多く、「これ、温泉入れるの?」と不安になりましたが、 かなりキャパはあるようです。印刷したクーポンで手拭いをもらい、 自販機で入浴券(800円)を買って、いざ入浴。 あっちの湯とこっちの湯があり、どちらか選ぶのですが、 あっちの湯の方が広いというので、こちらをチョイス。 入ってみると、確かに広く、全く密な感じもありません。 内湯が1つ。露天は二段になっていて、上段が木、下段が岩風呂。 眼下には甲府盆地が一望。残念ながら富士山は雲に隠れていますが、 それでも、これまで入った露天風呂の中でも有数の絶景です。 絶景温泉を堪能した後は、軽食スタンド「桃太郎」で、 名物の「温玉あげ(150円)」を。ほんのりした塩味がまた最高。 この日の宿泊は、笛吹市の「スパランドホテル内藤」。 17時半頃にチェックインして、18時からロウリュがあるというので、 急いでサウナに行きましたが、ストーンスパの方だったようで、 熱波をあびられず、残念。 それでも、水風呂、電気風呂、ワイン風呂などを堪能して、 19時から夕食。中華のフルコースで、満腹になりました。 【バイク】 走行距離 58K 走行時間 3:45 累積標高 1975m+ TSS 140.2 平均/最高パワー 138/374w(NP 135.5w) 平均/最高速度 12.1/62.8 kph 平均/最高心拍 128/171 bpm 平均/最高ケイデンス 61/112 rpm 【トレラン】 走行距離 2.4K 走行時間 59'21" 累積標高 245m 平均/最高ペース 19'57"/10'21" 平均/最高心拍 108/144 bpm 平均/最高ピッチ 69/207 spm |