今日は5回シリーズの「高野進ランニングクリニック」の 最終回でした。 最初に高野進氏のランニングについての講義。 高野氏によれば、「走る」という行為は、 「不確実な次の着地に向かって、一歩一歩踏み切りながら 宙を飛び、前に進むというチャレンジ」であり、 走ることが移動手段としては必要なくなった現代において、 「走ることは知的活動だ」と言います。 また、高野氏によれば、通常、サルはほとんど背骨に 湾曲が無く、前屈みの骨格なのですが、「反省ザル」の ジロー君は、二足歩行で反省のポーズを繰り返すことで、 極めて人間に近い骨格を得ることに成功したというのです。 逆に、トレーニングを怠ると、人間の骨格は、年とともに サルに近づき、前かがみの年寄り体型になってしまう、 走ることは、しっかりとした体幹維持のためにも大切だ、 と話してくれました。 最後に、全員、それぞれのペースで30分走。 クリニックの最初ではキロ6分ペースだった私も、 だんだんキロ5分ペースで走れるようになり、 前回の10キロタイムトライアルでは50分を切り、 今日も30分で6キロ以上を走ることができました。 長足の進歩です。 次はいよいよこの成果を実戦で試したいと思います。 |