2日目は、石狩市の濃昼(ごきびる)山道へ。 濃昼山道は、幕末から明治期の歴史的な山道を、 地元の保存会が国有林と協定を結び、平成の時代に蘇らせた山道です。 この山道をホームグラウンドに、平成22年に設立されたのが、 「北海道トレイルランニングクラブ」。 今回は、その代表のTさん夫妻と、19歳のHちゃんが案内方々、 一緒に走ってくれることに。みんな高い走力をお持ちです。 札幌を8時20分に出て、9時に石狩市に到着し、Tさん達と合流。 車2台で濃昼山道の入口に向かいます。 途中のコンビニで食料と水を買います。 地元のセイコーマートに立ち寄ったら、通常のコンビニおにぎりとは別に、 手作りのおにぎりがあったのでそれを買いました。まだ温かいです。 山道の入口に車を停めて支度をします。 近くの川を覗くと、鮭が遡上しているのが見えます。 10時13分に濃昼側の入り口からトレランをスタート。 心配された天気も大丈夫のようで、ときどき日が差す好天です。 コースには我々4人だけ。誰にも会いません。 その代わりにシカやエゾリスが歓迎してくれました。 Tさんは走りながら、動物に存在を知らせるために、 手を叩いたり、「ホー」とか「ウォー」とか声を出します。 私も真似してやっていたら、だんだん野性に近づいてきました。 靴が濡れるのも構わず、沢にジャブジャブ入っていきます。 高度を上げていくと、紅葉の山の向こうに日本海が綺麗に見えます。 まるで絵葉書のような美しさです。 1時間51分で反対側の入り口に到着し、ここで一服。 持ってきたおにぎりを食べたり、北海道限定の「リボンナポリン」や、 シャコの形をした最中をいただいたり。 今度は折り返して、来た道を戻ります。 不思議なもので、反対側からみるとまた景色が違うんですよね。 再び絶景を堪能しつつ、1時間53分で出発点に戻ってきました。 3時間44分、20.6キロの濃昼山道往復トレランでした。 トレラン後は、石狩温泉「番屋の湯」で汗を流し、 夕食は本場の石狩鍋。 鮭、白子、豆腐、キャベツ、つきこんにゃく、ネギ、玉ねぎなどを 味噌で煮込み、最後に山椒をかけて食べます。 いやー、おいしかったです。 石狩を堪能した一日でした。 |