昨日は、4年ぶりに多摩川源流トレイルランに出場しました。 北アルプスで右手を骨折してから1カ月。 ようやくギプスや副え木もとれて、外見上は普通の姿になりました。 でも、まだ縦横に折れた骨は、完全にくっついてはいません。 レースに出場するのはリスクがありますが、 まあ、それほど距離もないので何とかなるか、と強行出場。 舞台は多摩川源流のある山梨県小菅村。 ブナ林と清流のあるいいところですが、本当に遠いです。 中央高速の上野原ICから山道を延々走らないといけません。 スタートは10時ですが、かなり余裕を見て朝5時40分に自宅を出発。 しかし、三連休ということもあり、中央高速は調布ICからずっと渋滞。 結局、会場に着いたのは9時5分と、ちょうどいい時間でした。 参加賞をもらい、車に戻ってスタートの準備。 いい天気になりそうなので、日焼け止めを塗りました。 骨折中の右手首にはテーピング。まあ、気休めですが。 15分前にスタート地点に整列。既に日が照りつけて暑いです。 それほどマジレースでもないので、あまり前にはいかず、 ほどほどの位置に並びます。 10時にスタート。最初はロードの登りです。 スタートダッシュはせず、じわじわと一人一人拾っていくように走ります。 シングルトラックの登山道に入り、いいペースの一団についたので、 そのまま引っ張ってもらう感じで登って行きます。 「最初の登りがすごく長い」というつもりでいたら、わりと早く終了。 ここからは走りやすい、気持ちのよいトレイルです。 日差しも木陰で遮られて、それほど暑くありません。 快調に走り、鶴峠まで下れば、10キロ。ここで約半分とのこと。 公称30キロのレースですが、実際は20キロ強しかないようです。 ここからは再び、長い登りになります。 膝を手押しして、できるだけ楽に登りたいところですが、 右手に体重をかけられないので、うまくできません。何かと不便です。 何とか登りきれば、あとは一気の下り。 ここまでくると、かなり人もバラけてきます。 いい感じで下っていたら、前のランナーがパスさせてくれたので、 気持ちよく速度を上げて抜いた途端、足元の注意が疎かになり、 つまずいて、そのまま前方に両手でダイブ。 右手をついてしまい、「うっ、これはヤバい」と思いましたが、 手をついたところがやわらかい土だったこともあり、 何とか再び折れずに済みました。あー、よかった。 下りきったら、あとはフラットかと思いきや、微妙な上り下りがあります。 登り坂で、脚を滑らせて、思わず右手をつきそうになったので、 咄嗟に身体を捻って背中から転倒し、お尻を強打。 これが痛かった。尻の骨にヒビでも入ったかと思いました。 ここまでくればゴールまではあと少し。「あと2キロ」の看板が出たので、 「おっ、これはもしかしたら2時間半切れるかも」と、 ラストスパートをかましたら、しばらく走った後に、 スタッフから「あと2キロ!」の声。これでちょっとガックリ。 最後の登りは走りきる根性がなく、結局、2時間35分4秒でゴール。 友人のUさんは私の4分前、Tさんは私の10分後にゴール。 お互いに健闘をたたえあいました。 ゴールしても、この大会は、完走証とか記録速報の掲示がないので、 自分の順位が分かりません。 年代別(50代の部)では悪くない位置にいるはず、とは思いつつも、 表彰式出席の案内もないので、「あー、3位以内ではなかったんだな」 と思い、無料のけんちん汁を2杯いただいてから、「小菅の湯」へ。 ランナー割引で1時間310円は安い! 汗を流し、無事に走りきれたことに感謝しながら会場を後にしました。 そのまま丹波山方面に向かい、勝沼ICへ。これも遠い。 ようやく中央高速に乗り、一路、伊那ICへ。 伊那IC近くのラーメン屋で、伊那名物のローメンを食べました。 ローメンとは、マトンとキャベツを炒めたものを、蒸した麺にのせ、 ソースをかけて食べるという、ラーメンと焼きそばの中間のような、 不思議な食べ物です。味は、、、ちょっと微妙かな。 泊まりは、ルートインコート伊那。素泊まり5200円なり。 韓国人の団体客が泊まっていました。 部屋でローソンのおでんとビールで一杯やりながら、テレビを観た後、 明日の木曽御嶽山登山に備え、21時には早々と寝ました。 ちなみに、翌日リザルトをチェックしたら、年代別4位。 順位こそ表彰台まであと1歩でしたが、3位とは2分14秒差。 おまけに3位の方は58歳。はい、完敗でした。 それでも、年代別4位は今季の最高順位。 まあ、骨折中にしてはいい走りができたと思います。 2:35'04" 総合31位(男子30位) 年代別4位 |