土曜日の夜に、甲府でワイン会に出席することになったので、 土日に山梨の山を走ってきました。 まずは土曜日。 この日は、甲府市内で17時からワイン会があるので、短めのコースにして、 昇仙峡周辺を走ることにしました。 8時30分新宿発の特急あずさで甲府入り。 荷物をコインロッカーに預け、トレランザックだけ持って、 甲府駅から昇仙峡口までバスで移動します。 11時前に昇仙峡口をスタート。 川沿いは有名な観光地ですが、羅漢寺山と総称される山の方は、 ほとんど行く人がいないマニアックなルートです。 昇仙峡口からの入り方を事前にブログ等で調べたところ、 山と高原地図が間違っていて、登山口からほぼ真北に進むのが正しい、 とのことなので、コンパスを見ながら注意深く進みました。 そのうちに、パノラマ台行きの標識が出るようになり、これで一安心。 11時40分に「太刀の抜き岩」に到着。 眺めがいいので、ここで一休みして昼食。風が気持ちいいです。 獅子平分岐を過ぎると、左手に白山展望台への分岐が登場。 花崗岩が風化してできた白砂が広がる展望台です。 戻って進むと、今度は右手に白砂山への分岐が現れます。 こちらも名前の通り、白い砂の山です。 また戻り、パノラマ台に向けて進みます。 ここまで誰にも会いませんでしたが、パノラマ台は、 昇仙峡ロープウェイで簡単に来ることができるので、 近づくにつれて、人の声が聞こえてくるようになりました。 12時40分にパノラマ台に到着。 ここは完全な観光地。八雲神社があり、売店が立ち並んでいます。 トレラン姿の私はちょっと違和感があります。 羅漢寺山の主峰、弥三郎岳(1058m)は、ここからすぐ。 観光客が安易に行かないように、 「ここから先はスリルに満ちた登山道です」という看板が立っています。 13時前に弥三郎岳に到着。当初の計画ではここをさらに進んで、 破線ルートで昇仙峡滝上に降りようと考えていましたが、 しばらく探してもルートが見つかりません。 無理して進んでロストするのもいやなので、パノラマ台に引き返しました。 「仕方がない。ロープウェイで降りるか」と15分ほど待って、 ロープウェイに乗ろうとしたら、何と片道料金がありません。 往復料金は1100円。た、高い! ロープウェイに乗るのはあきらめました。 時間もあるので、ちょっと遠回りですが、林道を走って降りよう、と思い、 走り出したら、「仙娥滝へ」という小さな標識がつけられたトレイルを発見。 おや、仙娥滝といえば、ほぼロープウェイの終点あたりじゃないですか。 まあ、無理だったら戻ればいいや、と思ってトレイルを下りだしたら、 意外と走りやすい道で、20分もかからずに滝近くまで降りてきました。 これ、もしかしたら、地図に載せるとロープウェイの客が減るので、 わざと載せてないんじゃないかな? 当初の計画では、仙娥滝からバスに乗って甲府駅に戻る計画でしたが、 バスの時間までまだかなりあるので、昇仙峡を観光しつつ下り、 昇仙峡口からバスに乗る計画に変更。 遊歩道や観光道路を歩きつつ、滝や橋、そして松茸石、オットセイ石など、 面白い名前がつけられた岩の数々を見物します。 途中の天鼓林は、新緑がとても美しく、エネルギーに満ちた空間でした。 ちょうど上手く、バスの時間の4分前に昇仙峡口バス停に到着。 甲府駅までバスで戻り、荷物をピックアップして、宿泊先のドーミーイン甲府へ。 最上階の天然温泉「甲斐路の湯」で汗を流します。 17時から、すぐ近くのブラッセリー「ボンマルシェ」でワイン会。 今回のテーマは、昨年と同じ、イタリアのアマローネ。 旧知の桜山シェフの料理に舌鼓を打ちつつ、 みんなが持ち寄った、15本以上のアマローネを堪能しました。 翌日も走るので、二日酔いにならないよう、 23時前に2次会の途中で失礼しましたが、それでもかなり飲みました。 昼も夜も目いっぱい楽しんだ充実の土曜日でした。 昇仙峡口 10:57 太刀の抜き岩 11:40(昼食5分) 白山展望台 12:25 パノラマ台 12:40 弥三郎岳 12:55 パノラマ台 13:05(15分ロープウェイ待ち) 仙娥滝 13:42 天鼓林 14:24 昇仙峡口 14:47 走行距離 14キロ 走行時間 3:50 累積標高 720m |