翌日の日曜日。 よく寝ましたが、ちょっと昨日のワインが残っている感じです。 朝風呂に入り、バイキングでしっかり朝食を食べて、8:15にホテルを出発。 途中のコンビニで補給食のサンドイッチと稲荷寿司を買い、 甲府駅8:52発の電車で山梨市駅へ。 山梨市駅のコインロッカーに荷物を預け、9:12発のバスで乾徳山登山口へ。 バスを降りて、9:47に乾徳山に向けて歩き出しました。 この日のコースは、山と高原地図のコースタイムが10時間強。 最終のバスは16:51なので、7時間で帰ってくれば間に合います。 まあ、コースタイムの7割なら余裕だろうと思いましたが、 せっかくならその前の15:36のバスに間に合うように戻ってきて、 途中の温泉で汗を流してから最終バスに乗れればベターだな、と思い、 コースタイムの5~6割を目安に進むことにしました。 国師ヶ原までは結構登りがきついですが、ここでタイムを稼ぎたいので、 ピッチ重視で休まずに登っていきます。 国師ヶ原まではコースタイムの5割の1時間で到着。うん、順調です。 展望が開け、シラカバの間に野生のシカの姿が見えます。 扇平を過ぎると、いよいよ乾徳山名物の岩場の登りです。 鎖場が次々と登場します。 それでも、それほど難しい鎖場はなく、最後の鳳岩の長い鎖を登りきれば、 日本二百名山・山梨百名山の乾徳山山頂(2031m)に到着です。 山頂の岩場に腰を下ろし、サンドイッチを食べつつ、 360度の大パノラマを堪能します。 数日前までは、日曜日は曇後雨の予報だったのですが、 ラッキーにも今日は本当にいい天気になりました。 まだ先は長いので、10分ほどで山頂を後にして、黒金山へ向かいます。 水のタルを過ぎると、ほとんど登山客はおらず、静かな山行になります。 倒木が多い道を、テープを確認しながら進みます。 眺望のない笠盛山を過ぎ、大ダオ分岐から階段を登れば黒金山山頂(2231m)です。 こちらも眺望が素晴らしいです。 乾徳山山頂は先客が一人いましたが、こちらは私一人。 稲荷寿司を頬張りながら、気持ちよい風に吹かれました。 黒金山を下り、大ダオに向かいます。ここからは破線ルート。 山と高原地図にも「迷」のマークがつけられています。 慎重にいかないといけません。 標識やテープを確認しながら進み、13時に笹が生い茂る大ダオに到着。 明るく開けた、実に気持ちの良い場所です。 大ダオからは笹の中を下って行きますが、密生していて足元が見えないので、 足を引っ掛けないよう気を使います。 下っていくと、沢の音が聞こえてきます。 東奥山窪の沢沿いに下っていきます。 何度も渡渉を繰り返し、道も分かりにくいですが、 沢に沿って下ればいいのが救いです。 まだ時間は13時台。このまま下れば15時前にバス停に着けそうです。 調べたら、14:22に反対方向行きのバスが来るので、 これに乗って温泉に行き、山梨市に戻るのもありかな、と考えました。 ペースアップしようとしますが、こういうときに限って、 ときどきテープを見失ったりして、 なかなか思うようにペースが上げられません。 林道につながる砂防堰堤にたどり着いたのが13時59分。 ここからコースタイムではバス停まで80分かかることになっています。 いくら走っても、さすがに14:22には間に合いそうもありません。 この時点で、当初の計画通り15:36のバスに間に合えばいいやと、 走るのはやめて、徳和渓谷の遊歩道をゆっくり散策して下ることにしました。 この遊歩道は、徳和渓谷のさまざまな滝を周遊する道で、 マイナスイオンにあふれた道でした。紅葉の時期は最高でしょうね。 30分弱散策して、あとは林道を下ってバス停に向かいます。 バス停に着いたのは15時14分。自販機で飲み物を買おうかと思ったら、 釣銭切れでした。ガッカリ。 15:36のバスに乗り、途中の「花かげの湯」で下りて風呂に入ります。 露天風呂やサウナもあり、水風呂も冷たいし、最高でした。 さっぱりしてから最終バスに乗って山梨市駅に戻り、荷物をピックアップして、 17:36発の特急かいじで帰りました。 好天の下、素晴らしい眺望とバラエティに富んだコースを堪能しました。 乾徳山登山口バス停 9:47 乾徳山登山口 10:05 銀晶水 10:19 錦晶水 10:41 国師ヶ原 10:46 月見岩 11:01 扇平 11:04 髭剃岩 11:16 胎内 11:20 鳳岩 11:25 乾徳山 11:27(10分休憩) 水のタル 11:42 笠盛山 12:05 大ダオ分岐 12:26 黒金山 12:29(8分休憩) 大ダオ 13:00 砂防堰堤 13:59 徳和渓谷遊歩道 14:10~14:37 乾徳山登山口 15:00 乾徳山登山口バス停 15:14 走行距離 18キロ 走行時間 5:29 累積標高 1531m |