翌日。4時半過ぎに目が覚めました。 KさんとHさんは出発の準備です。 私は小屋で朝食を食べてからゆっくり出発するので、 まだ寝ていてもいいのですが、せっかくなので、 小屋の横にある高見石に朝日を見に行くことにしました。 最初は小屋のサンダルをつっかけて外にでましたが、 高見石を見たら、巨岩が積み重なった岩山です。 あわててマイシューズをとりに戻りました。 ペンキマークを目印に岩山を登ったら、KさんとHさんがいました。 結局二人も、丸山に向かう前にここに朝日を見に来たようです。 朝もやの広大な森の中にぽっかりと浮かぶ高山湖「白駒池」。 その向こうには朝日が(ご来光にはちょっと遅かったですが)。 写真を撮ってもらい、KさんとHさんを見送った後、 岩の上に立って、神々しい眺めにしばし見入ります。 小屋に戻って、6時(5時55分)に朝食。 高見石小屋の朝食はパン。珍しいですね。 ロールパンが一人3個まで。 コーヒーはインスタントを自分でいれます。 あとは、ハムとウインナー、スクランブルエッグ、サラダ。 デザートにフルーツ缶といったメニューです。 朝食を済ませ、トイレに行ってもまだ6時半前。 今日は渋の湯に下りるだけで、茅野駅行きのバスの時刻が8時半。 コースタイムが1時間半なので、まだ余裕があります。 せっかくなので、渋の湯に下る前に白駒池に寄ることにしました。 苔むした「高見の森」を下って白駒池に向かいます。 白駒池は静穏な湖面に山並みが映り、ボートも浮かんでいい雰囲気。 時計を見たら6時45分。おっと、そろそろ戻らないと。 急坂を登り返して高見石小屋を経由し、渋の湯への道に入ります。 しばらく行くと巨岩がゴロゴロした賽の河原に出ます。 滑りやすいので神経を使います。スピードが上がりません。 バスの時間に間に合うかちょっと心配になってきました。 とにかく休まず下り続けると、沢が出てきました。 橋を4回ほど渡れば、硫黄のにおい漂う渋の湯です。 時刻は8時18分。既に茅野駅行きのバスが来ていました。 バスに乗り込み、ホッと一息。これで全行程を無事走り終えました。 バスにゆられてウトウトしているうちに茅野駅に到着。 野沢菜カツサンドと缶ビールを買いこんで特急あずさに乗車。 土曜日の東京方面行きなので空いています。 楽しかった縦走を想い出しながら帰路に着きました。 |