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2013年09月20日(金) 
体調が悪いまま5Aを出て、6Aまで14.4キロの道程を歩いて進みます。
5Aで止まったら身体が冷えたので、シェルを羽織りましたが、
すぐに暑くなって脱ぎました。腰に巻いて進みます。

木道は雨に濡れて滑りやすいですし、
トレイルはぐちゃぐちゃで沼のようになっており、時折、前後から、
足がズボッとはまったのでしょう、「キャー」という叫び声が聞こえます。

薄暗くなってきたので、ヘッドライトを灯し、ハンドライトも使って、
足元を照らしながら慎重に進んでいきます。

5Aで思うように補給ができなかったため、
ハンガーノックでしょうか、頭がボーッとして、
モヤがかかったような状態になってきました。

これはマズい、何か食べないと、と思い、
エネルギーゼリーを無理やり口に含みましたが、
吐き気がひどく、一口食べるのが精一杯。
それでも、何も食べないよりはまし。
残りは手に持ったまま、吐き気の波がちょっとおさまったら一口、
という感じで少しずつ補給していきます。

3時間かけてようやく6Aに到着。
着いたときはかなり疲労困憊で、エイドではなく、救護所に向かいました。
「どうしましたか」と救護所の女医さんに聞かれたので、
「吐き気がひどいので横にならせてください」と言うと、
毛布に寝かせてくれ、体温を測ってくれました。

「心拍数があがると吐いてしまうんです」と訴えると、
「それは脳がもう走るのを止めろと言ってるのよ」と言われました。

20分ほど休ませてもらいましたが、回復せず。
次の7Aまでは6キロと短いので、なんとかなると思って、
意を決して6Aを出発しました。

6A(81キロ地点)を出発したのが19時18分。
残り30キロ弱で、制限時間の22時間まではまだ8時間以上あります。
平均キロ16分か、まあ、動き続けさえすれば時間内完走はできるはずだ、
と計算しました。

6Aから7Aの区間は、戸隠神社の参道を含む比較的平坦な区間。
走れはしませんが、淡々と歩き続けます。
1時間10分ほどで7Aに到着。

ここでも、エイドではなく救護所へ直行。
外国人の女性医師が看護してくれました。
ガスターを、と言われましたが、「もう飲みました」と答えると、
経口保水液OS-1を飲ませてくれ、血圧を測ってくれました。

ここでも20分ほど休ませてもらい、出発しようとすると、
女医さん、「男性医師の許可をもらってから。」と言います。
男性医師に「歩く分には大丈夫なので、ゆっくり行きます」と話すと、
「まあ、次の8Aまでは短いからねえ。気をつけて」と送り出してくれました。

7Aから8Aは距離が5.3キロと最も短い区間です。
途中で90キロ地点を通過。あと20キロ。
「キロ15分ペースであと5時間か。それでも制限時間には余裕で間に合う」
と計算します。

8Aからゴールまでは17.7キロと長いので、
しっかり救護所で休んでから行こうか、それとも、下手に救護所に寄ると、
医師にストップをかけられる可能性もあるから止めた方がいいかな、
などと迷いながら、21時57分に8Aに到着しました。

閲覧数1,033 カテゴリ信越五岳トレイルレース コメント0 投稿日時2013/09/20 22:33
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