ところが、第3関門地点の8Aに着くと、何やらおかしな雰囲気。 係員が「ここでレースは終わりです。 チェックポイントでタイムを記録してください」とアナウンスしています。 「おかしいな。ここの関門時間は0時のはず。まだ2時間以上もあるのに」 と思っていると、台風接近のため関門時刻が大幅に繰り上がり、 21時15分になったことを知らされました。 時刻は21時57分。42分足りませんでした。 6Aと7Aの救護所で横になっていた時間とちょうど一緒です。 もし5Aで知らされていれば、無理をしても繰り上げ関門に間に合うように 歩き続けていたと思いますが、後の祭り。 私の2013信越五岳トレイルレースは、ここで終わりました。 感傷に浸る間もなく、22時にゴール地点行きのバスが出るというので、 これに飛び乗り、バスに揺られてゴール地点に戻ってきました。 不思議なもので、「もう動かなくていい」と思った途端、 吐き気もおさまりました。やはり脳の仕業だったようです。 ゴール地点で、明かりに照らされたゴールゲートをみると、 「ここにゴールしたかったなあ」という悔しさがこみ上げてきました。 荷物を回収して、宿泊先のロッジに行き、風呂に入って、 一息ついたら、食欲まで回復してきました。 夜食にカップラーメンを食べて、床に就きました。 長い一日が終わりました。 |