いよいよ大会当日。 スタートは6時ですが、室堂山荘の朝食は6時からなので、 朝食は前日中にお弁当を作ってもらい、朝4時半頃に食べました。 この大会では、途中、山小屋で昼食をとることができますが、 山小屋の昼食は時間制限があったりして食べられないことも多いので、 昼食弁当(1080円)も一緒につくってもらいました。 5時50分に開会式。みんなで記念写真を撮り、6時にスタート。 まずは一ノ越山荘への登りです。途中には雪渓が一部残っています。 リズム良く登っていき、50分のコースタイムのところ、21分でCP1の一ノ越山荘に到着。 CPでは、到着順にナンバーと氏名、到着時間をシートに書き入れていきます。トップです。 ここから獅子岳、ザラ峠を経て、高山植物が豊富な高層湿原、五色ヶ原に入っていきます。 CP2の五色ヶ原山荘には7:57に到着。 まだお弁当を食べるには早いので、そのまま通過して先に進みます。 越中沢岳を過ぎると急坂。アップダウンを重ねてスゴ乗越を通り、 スゴ乗越小屋(CP3)に10:15に到着しました。 小屋は既に多くの登山者で賑わっており、 トップで到着した私がCPシートに到着時間を記入していると、 多くの登山者に「室堂から4時間ちょっとで来たの!」と驚かれました。 朝食から6時間近く経ったので、ここで休憩タイム。 ザックを降ろし、小屋でコーラを買い、 室堂山荘でつくってもらった昼食弁当を食べます。 中身は朝食弁当とほとんど同じ幕の内弁当でした。 20分ほど休憩して、10:35にスゴ乗越小屋を出発。 まだ後続の選手は来ません。結構、差をつけているようです。 シラビソやツガの樹林帯を抜け、展望の良い間山を越えると、北薬師岳山頂(2900m)。 西側には国の特別天然記念物・薬師岳カール群が広がっています。 次いで、北アルプスで最も女性的な山と言われる百名山・薬師岳へ。 山頂(2926m)には、薬師如来が祀られた祠があります。 山頂から下ればCP4の薬師岳山荘。ここの通過制限時間は15時ですが、 時刻はまだ12時50分。かなり速いペースで来ました。 もう今日の目的地、太郎平小屋までは下りで1時間もかからないので、 ここで再度休憩することにして、小屋のラーメンをいただきます。 20分ほど休憩して、沢道を下り、木道を通って、 13:53にCP5の太郎平小屋にトップで到着。 あまりにも早く来たので、大会係員がまだ到着していませんでした。 まだ10時間の行動制限時間には2時間余り残していますが、 1日目はここより先に進めないので、1日目の行動はここまで。 小屋で生ビール(1100円)を買って、一気にグビグビ。 青い空に映える美しい薬師岳の姿を眺めつつの生ビール。最高です。 そうしているうちに、40分ほどで後続の選手が到着。 この日、太郎平小屋までたどり着いた選手は5名(うち1名はテント泊)だけ。 おかげで泊まりも一部屋に4名で、かなり余裕がありました。 部屋で4名でいろいろ話をしましたが、みんな私より年上でした。 2番手のSさんが57歳、3番手のNさんが55歳、 4番手のTさんは何と66歳! 私もまだまだ頑張らないと、と思いました。 夕日を見て、18時から夕食。風呂はないので、すぐに就寝。 鼾がうるさい人もおらず、よく寝られました。 |