いよいよレース当日。4時半に起床し、5時に朝食。 トイレを済ませて5時半過ぎにバイク自走で大会会場に向かいます。 バイクラックにバイクをセットし、トランジションバックの用意。 バイク用が、ヘルメット、サングラス、バイクグローブ、 バイクジャージ、アームカバー、バイクパンツ、足拭きタオル、 靴下、バイクシューズ、ゼッケンベルト、Mag-onジェル。 ラン用が、ランシューズ、靴べら、ランシャツ、ランパン、バイザー、Mag-onジェル。 今回は、距離が長く、灼熱の環境なので、 バイクもランも専用のウエアに着替えることにしました。 着替える時間はかかりましたが、結果的には正解だっと思います。 バイクジャージは前のジッパーを開けて風を取り込めますし、 バイクパンツもパッドが厚いのでお尻が痛くなりにくいです。 ランシャツ、アームカバー、バイザーは、汗や水に濡れると冷涼感を出す、 マウンテンハードウェアのCOOL Q ZERO素材のものを選びました。 エイドごとのかけ水で、かなり身体の蓄熱がやわらいだと思います。 補給食は、主にバイク乗車中に摂取することにして、 DHバーの間に取り付けたNori-bukuroと、 トップチューブに取り付けたBENTO-BOXに、 ウィダーゼリーを3つと、スポーツようかんを1本入れました。 完食しましたが、ちょっとカロリー不足だった感もあるので、 もう少し固形物があったらよかったかな、と思います。 6時過ぎに最終登録とボディーマーキングを受けて、 計測バンドをもらい、ウェットスーツを着ます。 今回は、中にはトライスーツは着ないで、水着だけです。 応援の青トラ代表関口さんとガッチリ握手して、いざ試泳へ。 海に入ってみると、水温は25度近くあって泳ぎやすそうです。 透明度も高く、手先までしっかり見えます。 7時30分、レースがスタート。 ホーンの合図でガーミンのスタートボタンを押し、 青トラ仲間と健闘を誓い合い、ビーチから海に駆け出していきます。 Bタイプのスイムは2キロ。沖合900mほどの位置にブイがあり、 そこから横に150mのもう1つのブイを回って、ビーチまで950mを戻ってくる、 細長い逆三角形のコースです。 外側からスタートしましたが、758人の一斉スタートなので、バトルが激しいです。 特に最初のうちは、足を引っ張られたり、上に乗られたり、 平泳ぎの足で蹴られそうになったり。 おまけに、左呼吸の私は、ちょうど朝日が目に入って眩しいです。 それでも、慌てずに泳いで、無事に1つ目のブイに到着。 ブイ周りの密集地帯を抜け、2つ目のブイを回ってあとは帰るだけ。 「よし。これで何とかスイムアップはできそうだな」と思ったら、 なぜか海にうねりが出てきました。 おまけに、ヘッドアップしてもどこを目指して泳げばいいのか分かりません。 前に集団がいるので、そちらの方に適当に泳いでいると、 だんだんコースの端に待機している救命ボートに近づいている様子。 「潮の流れで西の方に流されているんだ」と分かりました。 方向を修正してしばらく泳いで、やっとオレンジ色のコースロープのブイを発見。 これでようやくオンコースです。 だんだんビーチが近づいてきました。 遠浅の海なので、かなり前から足が着きます。 本当は泳げるうちは足が着いても泳いだ方が早いのですが、 早々と立って、ウェットスーツの上半身を脱ぎながらスイムアップ。 青トラのOさんとほぼ一緒でした。 応援の青トラ代表・関口さんにピースサインをして、 トランジションエリア前のシャワーを浴びてウェットを脱ぎ、 小走りでバイクラックへ。 バイクウェアに着替え、シューズを履き、ヘルメットをかぶり、 Mag-onジェルを飲んで、105キロのバイクパートのスタートです。 スタートしてわりとすぐに、青トラのバイク王Oさんが凄いスピードで抜いていきました。 一瞬、後を追おうかと思いましたが、長丁場なので無理は禁物と、 マイペースで走ることにしました。 20キロ付近で最初のエイドが登場。 ボランティアの子供たちが、水、スポーツドリンク、コーラに別れ、 ボトルをもって立っていて、走りながらそれを受け取ります。 1回目は減速が足りずに受け取りに失敗。 2回目で無事に水のボトルをゲットできました。 今回、バイクボトルは、3ボトル体制。 1つはスポーツドリンク。もう1つは飲み水、もう1つがかけ水です。 かけ水は、エイドごとに冷えた水をもらって、頭や首、アームカバーと脚にかけて冷やします。 身体のオーバーヒートを防ぐのにとても役立ちました。 次のエイドでは、空ボトルをボトルキャッチャーに投げ入れ、 新しいボトルを受け取ります。これを繰り返しながら進みます。 Oさんには結局最後まで追いつけませんでしたが、 スイムで先行していた女子のKさん・Sさんはバイクで抜き、青トラ2位に浮上。 もう一人、Nさんが前にいるはずだが、と思っていたら、 何と落車して大腿骨粉砕骨折でリタイアしたそうです。 海岸線を走ると、本当に海がきれいです。 沿道の方々も暑い中、一生懸命声援をおくってくれます。 ずっとDHポジションで走っているので、80キロ過ぎあたりから、腰が痛くなってきました。 時々バイクの上でストレッチをしながら、何とか3時間35分ほどでバイクパートを終了。 平均時速30キロが目標でしたが、結局、平均時速は29.9キロ。 ちょっと最後タレましたが、まずまずの走りだったと思います。 トランジションエリアで着替えを済ませ、さあ、いよいよ最後のランパートです。 時間は12時を回ったところ。気温は33.6度。暑さが激しくなってきました。 いつものペースで走り出して、わりとすぐに、あまりの暑さに、 「あー、これはこのペースでは走り続けられないな」と感じて、 ペースを落としました。 ランコースは約10キロのコースを往復するコースで、 約2.5キロごとにエイドが設けられています。 エイドのたびに、氷水を頭・首・背中・腕・脚にかけて体を冷やし、 コーラを飲んだり、スイカを食べたりして補給。 その後、氷水を含ませたスポンジを首と肩にはさんで走り出す、 というのを繰り返して進みます。 往路で先を行くOさんを抜いて、青トラトップに浮上。 気持ちは上がりますが、ペースは上がりません。 だんだんエイド間の2.5キロを走り切るのも困難になり、歩きが入るようになりました。 とにかく止まらず、早歩きを維持するように心がけました。 ようやく折り返し。ちょっと吐き気もしてきて、 「脱水一歩手前だな、ヤバいな」と思い、心拍数を上げないよう、 早歩きとジョグを繰り返して進む作戦に。 こうなると、エイドの氷水だけが楽しみ。 たまに、途中の民家の方がホースで水をかけてくれるのもありがたいです。 ようやく最後のエイドまで来ました。残りはあと2.8キロ。 何とか7時間を切ってゴールできそうです。 花道となる商店街に入っていきます。最後はさすがに走ります。 左折すれば大会会場です。ゴールゲートが見えてきました。 MCがナンバーカードと名前を読み上げてくれます。 写真写りを考えて、前の選手と間をあけてゴールしようとしたら、 後ろの選手が走りこんできました。ダメだよ、わきまえなきゃ。 初ミドル、佐渡国際トライアスロンBタイプ、6時間53分でゴール! |