この週末は、あと２週間に迫った富士登山競走のために
富士山麓で合宿しました。

土曜日は、中の茶屋から５合目までの往復１７キロ。
中の茶屋から馬返しまでのロードは傾斜がきつく、
走り出したら心拍数は１８０まで上昇。
馬返しからは登山道へ。登山道は急ぎ足で登りますが、
それでも心拍数は１６０超え。かなり追い込みました。

日曜日は、中の茶屋から山頂にアタック。
出発地点の天候はいいのですが、
途中に雲がかかっているのが心配です。
午前９時に中の茶屋をスタート。
約２６００ｍ、１４キロを一気に登ります。
往復２８キロの道程です。

５合目までは前日の復習で、１時間７分でカバー。
ここまではいいペースで来ています。

そこからが本番ですが、雷鳴がして、雨が降ってきました。
さすが山の天気です。既に汗でウェアはビショビショですが、
さらに雨に濡れてひどいことに。風が吹くと寒いので、
アームスリーブをして、シェルジャケットをはおって、
砂礫と岩場を黙々と登ります。

標高３０００ｍを超えてくると、空気が薄く、
だんだんみんなスローモーションのような動きになります。
そんな中、必死に岩場に張り付いて歩を進めます。

５合目から８合目まで１時間２７分。かなり早いペースです。
呼吸は薄い酸素を取り込もうと、ハアハアいっています。

ここまでくれば山頂まであと一息。
雲を抜けたのか、雨もやみ、青空が見えてきました。
さらに必死に岩場に張り付いて登ること３０分弱。
ようやく山頂に到達しました。

山頂はよく晴れていて、素晴らしい景色を堪能しました。
しかし、しばらくすると、汗や雨で濡れたウェアが冷えて
もの凄く寒くなってきました。ガタガタ震えるほどです。

身体の中から温めようと、山頂の山小屋で
豚汁と味噌ラーメンをたのみました。お値段は１７００円。
まあ、日本一「高い」店ですから、仕方ないですかね。

山頂に１時間ほど滞在し、下山道を下ります。
かなり脚にきていたので、転ばないよう慎重に降りましたが、
それでもさすがに下りだけあって、１時間５０分ほどで
中の茶屋までおりてきました。

土曜、日曜と、いい練習ができたと思います。
本番のイメージもつかめましたし、あとは
２２日（富士登山競走当日）の天気がよくなることを
祈るばかりです。