体調管理で重要なのは、まずは栄養です。 私が一日のうちで一番重視しているのが朝食です。 朝食は、朝ジョグが終わって風呂に入った後に食べます。 走った後なのでとてもおいしく食べられます。 メニューは、ご飯とみそ汁に、主菜1品と野菜もの、 あとは卵か納豆に海苔、というのが基本パターンです。 みそ汁はインスタントですが、豆腐やじゃこを加えています。 最後に、フルーツに「一日分の鉄分ヨーグルト」をかけたものを食べ、 アスタキサンチンを補給する「アスタビータスポルト」を摂取します。 職場に着いたら、自然草12種類のブレンド薬膳茶「癒水」を飲みながら、 LOLAのサプリメント「マルチビタミン&ミネラル」と、 「ビタミンC」のタブレットをかじります。 昼食の時には、なるべく野菜やおかずから食べ始めて、 ご飯を食べるのはできるだけ後にします。 もちろん、お腹がすいていればご飯も含めて完食しますが、 腹八分目になったところでご飯は無理に食べずに残すようにしています。 また、ポイント練習後には、「筋肉修復のゴールデンタイム」と言われる 30分以内に機能性アミノ酸グルタミンとクエン酸のサプリメント、 WGH proを摂取して、素早い回復を促すようにしています。 あとは休養です。睡眠時間は、最低6時間は確保するようにし、 特に「睡眠のゴールデンタイム」といわれ、成長ホルモンの分泌が活発な、 夜22時から2時の間に睡眠時間を確保するよう心がけています。 また、職場では昼休みにアイマスクをし、昼寝をするようにしています。 15~20分程度ですが、わりとぐっすり寝られます。 寝るまでの時間には、靴を脱いで足裏でゴルフボールを転がし、 足底のマッサージをしています。 カーボローディングは大会2日前の金曜日から始めました。 金曜日の昼は、贔屓のうなぎ屋で、うな重大盛の肝焼き添えを食べました。 最近のうなぎ高騰で、なんと2,700円もしましたが、 前回のつくばマラソンも同じメニューで自己ベストを出したので、 今回もゲンを担いてみました。 また、3日前の木曜日からコーヒーなどを飲むのをやめて、 カフェイン断ちしました。 当日レース中に摂取予定のカフェイン入りエネルギージェルの効果を 高めるためです。このカフェイン断ちは効果があると感じました。 アルコールについては、本当は一週間ぐらい禁酒するといいのでしょうが、 晩酌が習慣となっている私にはかえってストレスがたまるので、 せめて前日だけは禁酒しようと思っていました。 しかし、結局、前々日の金曜日も仕事が忙しくて飲めなかったので、 2日間禁酒したことになりました。 禁酒の効果はよく分かりません。 レース後のビールへの渇望感を高める効果はあるのでしょうが、 走りのパフォーマンスへの影響はどうなのでしょうか。 体重管理は、毎日夜、風呂に入った後に、体重計で体重と体脂肪を測り、 グラフ化して行っています。一日一日の結果に一喜一憂することなく、 一週間単位での推移を重視しています。 体重は54kg(BMI:18.7)~57kg(BMI:19.7)の間、体脂肪は7~13%の間が ターゲットゾーンです。 つくばマラソン直前の体重が54.5キロ、体脂肪率が10%だったので、 今回も最終的にはこれを目標にしていましたが、結局、 大会直前の体重は54.9キロ、体脂肪率は9%でした。 体重が0.4キロ重いですが、体脂肪重量は0.5キロ減っています。 それだけ骨格筋量が増えたということです。筋トレの成果でしょう。 1か月前からは風邪をひかないように特に気をつけました。 電車の中などではマスクをし、家と職場に手指消毒用のジェルを買って、 手洗いを徹底しました。 1週間前に職場でインフルエンザが大流行し、私の周りでも5人が罹患。 ヒヤヒヤしましたが、自腹を切って予防接種しておいた甲斐あって、 何とか無事に切り抜けました。 身体のケアについては、まずはセルフケアが基本となります。 ジョグで血行を促進して疲労や故障の「芽」をつかみ、 そこをターゲットに、マッサージやアイシング、 さらには「AT-mini」によるマイクロカレント療法でケアを行います。 マッサージについては、自分でもいろいろ本を読んで研究していますが、 一度専門家に習おうと、高橋尚子さんや有森裕子さんのトレーナーをした 阿部康志さんにパーソナルトレーニングを受けました。 脚が回復する「魔法のスイッチ」や、マッサージの際の力の入れ方、 私の場合に重点的にケアすべき6つの部位などを、 実際にマッサージをしてもらいながら、じっくり教えていただきました。 マイクロカレント療法とは、元々人体に存在する電流に似た微弱電流を 体内に流すことで筋肉に刺激を与え、傷んだ細胞の修復を促進するもので、 ベッカムや間寛平も取り入れていることで知られています。 ほとんど刺激を感じない極めて弱い電流で、神経や筋を興奮させないため、 寝ている間にケアが行えるので、とても便利です。 これらのセルフケアを続けつつ、定期的に専門家のケアを受けています。 専門家によるケアを受ける目的は大きく2つあります。 1つは、自分ではとりきれない痛みや疲労を取り除いてもらうこと、 もう1つは、自分が自覚していない疲労を発見してもらい、 故障を未然に防止することです。 私が診ていただいている専門家は、門前仲町のスーパー鍼灸師、 Take先生こと田中猛雄先生と、 フーレセラピーの達人、踏芸家こと早見紀子先生です。 Take先生の施術は鍼や超音波、整体やマッサージを総合したものですし、 フーレセラピーは、足の重さを利用してリズミカルに揺らすことで、 代謝を上げ、全身をほぐすものです。 それぞれアプローチの仕方や効果が異なるので、どちらにお願いするかは、 その時の状態によって使い分けています。 いずれにせよ、専門家によるケアを受ける際には、 必ず事前に自分の身体をセルフチェックし、 「今日はここがはっている、ここに疲労がたまっている」というのを伝え、 ケア後に実際どうだったかを「答え合わせ」するようにしています。 こうすることで、自分の身体に対する感度を高め、 効果的なセルフケアにつなげていくことができるのです。 |