ゴール後、ボランティアがフィニッシャーズタオルをかけてくれます。 荒い息を吐きながらコースに向かって一礼します。 2時間42分台でゴールした、クラブスタッフのHさんとSさんが 出迎えてくれました。 練習会ではいつもペーサーをやってくれる二人です。 「自己ベストですか?」と聞かれ、「そうです」と答えると、 とても喜んでくれました。 喜びを分かち合える人がいるのは本当に嬉しいものです。 計測チップを外してもらい、トラック内の芝生に大の字になります。 顔にフィニッシャーズタオルをかけて寝ころんでいると、 嬉し涙がこみ上げてきました。 ふくらはぎがピリピリして、あと一歩で攣りそうな感じです。 よくゴールまで頑張ってくれました。 シューズを脱いで、空中で足をぶらぶらさせて血液を戻してやります。 それから荷物を受け取り、ウェットシートで簡単に身体を拭いて着替え。 ふくらはぎには携帯型冷却包帯「フィジール」を巻いてアイシングします。 全身の力を出し切った感じで、あまり動きたくないのですが、 この日の夜の飛行機で帰らなければならないので、 あまりゆっくりしているわけにもいきません。 ゆっくり温泉につかる時間はなさそうです(涙)。 バスを乗り継いで大分空港に向かおうと競技場の外に出ると、 「お疲れ様でした」と声が。 地元大分で仕事をしている後輩のWさんが、 私の別大出場を知って応援と出迎えにきてくれたのです。 ゴールの写真も撮ってくれました。 Wさんのご厚意に甘え、自家用車で空港まで送っていただき、 空港レストランで一緒に夕食を食べ、19時10分のJAL便で東京へ。 家に帰りついてから、通常の10倍の炭酸ガスが出る高級入浴剤、 「バブ・メディケイテッド」を入れた風呂につかりながら、 素晴らしい一日をゆっくりと振り返りました。 |