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2013年02月03日(日) 
30キロを好タイムで通過し、
「これはいけるかも」という気になってきましたが、
まだまだここからが本当のマラソンのスタートです。

まずは身体の状態を確認します。
呼吸はまだそれほどハアハアいっていませんし、
脚の状態も悪くありません。

もちろん余裕綽々ではありませんが、疲労困憊という感じでもありません。
予定していた5キロ21分ペースではなんとか走れそうです。

ただ、ぎりぎりのペースで走ると、一旦ペースが落ちると
ガクッといってしまいそうなので、あまり先のことは考えず、
もう少しギアを上げて、この5キロを20分50秒以内でいこうと思いました。

私の場合、ギアを上げる際には、それまで2拍子の呼吸のリズムを
3拍子に切り替えます。
これによってピッチを早めることができます。

しかし、さすがにこのスピードだと、ペースを上げるどころか、
維持するのが精一杯な感じです。

こういうときは誰かに引っぱってもらうのが楽です。
「誰かいいペースの選手はいないかなあ」と思いながら走っていると、
女性ランナーを発見。
この位置だと、おそらく女性の5位以内には入るでしょう。
(結局女子3位だったようです。)

よく見ると、同じユニフォームを着た男性ランナーが隣にいて、
ペースメイクしているようです。
「よし、この二人に喰らいついていこう」と思い、ぴったりとマーク。

ペースが落ちてきたランナーをかわしながら、いいペースで走ります。
しばらく何も考えず、35キロまで連れて行ってもらいます。

この作戦が功を奏し、35キロまでの5キロは20分36秒。
うーん、素晴らしいと自画自賛しますが、
ここからだんだんと二人がペースを上げ始めました。
もう私はいっぱいいっぱいで、さすがについていけません。
呼吸がかなり荒くなってきました。

35キロ過ぎには、弁天大橋の上りがあります。
別大のコースはフラットな高速コースですが、
数少ない起伏が3か所ある橋の上り下りです。

「ここでペースを落としたら5キロ21分を超えてしまう。
一度ペースが落ちたらもう回復できないぞ。
トレランの上りに比べたらはるかに楽だ。」と言い聞かせながら、
腕を思い切り振って上ります。

1キロ、1キロがとても長く感じるようになってきましたが、
「ここからが勝負だ。何のために3か月頑張ってきたんだ。
ここで踏ん張らないとこれまでの頑張りが無駄になるぞ。」と、
歯を食いしばって走ります。

40キロで県庁前を通過。
知り合いが応援してくれていたようですが、もう必死で、
全く目に入りませんでした。すいません。

この5キロは20分54秒で、何とか21分以内を死守。
40キロ通過タイムが2時間46分9秒で、
ここでサブスリーの再現を確信するとともに、
「もしかしたら自己ベストいけるかも」と思いました。

あとは最後の2.195キロ次第。
ポイント練習で、終盤の苦しいところでスピードをあげて
フィニッシュしてきた成果を今こそ発揮するときです。

もうここからは気持ちだけです。
「うわーっ」とか「がーっ」とか叫んで気合を入れますが、
それでも、ここまで限界まで追い込んで走っているので、
ペースが上がりません。

追い込み過ぎたせいで、吐き気がしてきました。
あと少し、あと少しだけ持ちこたえないといけません。

ゴールの大分市立陸上競技場が見えてきました。
自己ベスト更新は微妙かも、と思いましたが、
ここで時計を見てもタイムが上がるわけではないので、
とにかく全力で腕を振り脚を動かします。

トラックを4分の3周します。
最後の直線、時計が3つ並んでいます。
まだ2時間55分台。自己ベストいけそうです。
ゴール直前でサングラスを外し、両手を広げてゴールに飛び込みます。

2時間55分32秒。自己ベストを41秒更新する会心のゴールでした。

閲覧数860 カテゴリ別府大分毎日マラソン コメント0 投稿日時2013/02/03 22:54
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