年齢別に地域SNS「ひょこむ」への満足度を調べてみると、活動の中心になっている40歳代よりも20歳代の若者の方が満足度が高いという結果となって驚いた。 大変満足 ほぼ満足 どちらで やや不満 大変不満 (%) もない 20歳以下( 3)33.3% - 33.3% 33.3% - 20-29歳( 50) 4.0% 54.0% 30.0% 12.0% 2.0% 30-39歳(146) 3.4% 37.0% 44.5% 15.1% 1.4% 40-49歳(243) 4.9% 37.0% 46.9% 11.1% 0.8% 50-59歳(143) 5.6% 37.1% 48.3% 9.1% 0.7% 60歳以上( 69) 7.2% 27.5% 55.1% 10.1% 1.4% 20歳代の54.0%が「ほぼ満足」と回答したところに注目。他の年齢層と比較すると満足している割合が一際高くなっている。対して「どちらでもない」という評価が少ないことをみると、若者は地域SNSにより積極的にコミットしているようだ。20歳代回答者の約6割(29/50名)はmixiをメインで利用しているところから、年代としてSNSに慣れていることも影響しているようだ。 さらに面白い結果が、SNS参加数による満足度の違いである。 大変満足 ほぼ満足 どちらで やや不満 大変不満 (%) もない 21件以上( 5) - 40.0% 20.0% 40.0% - 11-20件( 8) - 50.0% 25.0% 25.0% - 6-10件( 32) 6.3% 40.6% 18.8% 31.3% 3.1% 4- 5件( 56) 8.9% 42.9% 35.7% 10.7% 1.8% 2- 3件(244) 4.9% 44.6% 36.5% 11.5% 0.8% 1件のみ(298) 4.7% 27.2% 58.7% 9.4% 1.3% ひとつだけしか入っていない人に対して、2-3件参加している人のモチベーションは明らかに高く、その前向きな意欲は4-5件までは続くが、数が更に増えると徐々に満足感は低下する。自分の例を取りあげて恐縮だが、ごく少数のSNS以外は義務感だけでアクセスしているように感じていたが、まんざら特別な感情でもなかったようだ。 このデータから「参加して楽しいSNSのサイト数は4-5件」という現状が見えてくるとともに、複数のSNS間のシームレスな連携が利用者にとってメリットがあるかを類推することができる。 (全国地域SNS利用者実態調査アンケートひょこむ調査より) |