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2017年01月04日(水) 
摂政九條道家が、嘉禎2年(1236年)から建長7年(1255年)まで、19年をかけて建立した、京都最大の大伽藍が臨済宗大本山東福寺。伏見稲荷からJR奈良線で一駅京都寄り。京都からも桂川をわたった一駅の位置にあります。ちむくんがスマホで検索して、伏見稲荷から徒歩15分足らずということで、線路脇の伏水街道をぶらぶらと散策しながら、東福寺を目指すことにしました。

「東福寺」という名称は、道長が奈良における最大の寺院「東大寺」と、奈良で最も隆盛を極めていた「興福寺」になぞらえようと念願で、「東」と「福」の字を取って命名したとか。ちょっと安直な印象ですが、三門(山門)や本堂の威容は驚くほど素晴らしいお寺です。

なにより、通天橋と呼ばれる谷をまたぐ渡り廊下から見る京都の紅葉は絶景で、紅葉の季節には多くの参拝客で賑わいます。東福寺の楓は宋国原産の三葉楓で、葉先が三つに分かれていて黄金色に色づくのが特徴。その珍しさから「秋のすゑ」「洛陽の奇観」として有名です。立地条件の環境の関係から色づく時期が遅く、通天橋から眺める紅葉の景観は「秋の京都における最後の紅葉」として秋の名残りを惜しむ人々に愛されています。

しかし、お正月となると紅葉もなく、お寺の拝観者も伏見稲荷大社とは比べようもありません。ただ清閑とした中で観る鎌倉期庭園の質実剛健な風格を基本とした名庭「方丈庭」の美しさは、格別の趣が感じられました。外国人には伏見稲荷かも知れませんが、日本人なら東福寺の美に共感したいものです。

閲覧数473 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2017/01/04 09:33
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