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2024年05月11日(土) 
【開催日】2024年06月06日(木)
【開催時間】14:00 〜 16:00
【開催場所】Zoom & ライブラリ・カフェ(ENGAWA秘密基地)

20世紀ドイツ文学の最高傑作の一つ『魔の山』。作家トーマス・マンをノーベル文学賞受賞のきっかけの一つになったともいわれる名著です。世界中の作家や研究者たちが今も言及し続けるなど、現代の私たちに「行き詰った近代市民社会にどう向き合ったらよいのか」「生と死の関係をどうとらえたらよいのか」といった深い問いを投げかけています。番組では、20世紀世界文学の旗手ともいえるトーマス・マン(1875-1955)の人となりにも触れながら、代表作「魔の山」にマンがこめたものを紐解いていきます。

舞台は、スイス・ダヴォースにある国際結核療養所「ベルクホーフ」。従兄のヨーアヒムを見舞うべくこの施設に滞在することになったハンス・カストルプは、病と死の臭いが蔓延した療養所の退廃的な雰囲気に翻弄されます。彼に大きな影響を与えるのは、進歩的啓蒙主義者のセテムブリーニとロシア人女性ショーシャ夫人。市民社会的倫理を体現するセテムブリーニは、平地に戻るようハンスを諭し続けますが、退廃的な香りを身にまとったショーシャ夫人に強烈に惹きつけられるハンスは、あたかも彼女に誘惑されるかのごとく施設に封じ込められていきます。やがて自らの中にも結核の徴候を見出されたハンスは長期滞在を余儀なくされ、様々な人たちと出会いながら葛藤と成長を繰り返していきます。果たして施設に閉じ込められたハンスの運命は?

ドイツ文学者の小黒康正さんによれば、第一次世界大戦直前の、成熟の果てに退廃しきって力を失いつつある市民社会の姿が、「魔の山」に象徴されているといいます。そんな中で私たちに何ができるのかを問うているのです。それだけではありません。マンが苦渋をもって見つめざるを得なかった、さまざまな思潮の対立と分断が、それぞれの登場人物に託されて描かれています。この作品は、価値観が混沌とする中で、私たちがどう生き、どう社会と向き合っていけばよいかも深く問いかけているのです。

番組ではドイツ文学者・小黒康正さんを講師に迎え『魔の山』を新たな視点で読み解き「人間が逃れようのない生の条件」やそこから炙り出される「死をどうとらえるか」「現実とどう向き合えばよいか」といった普遍的な問題について考えます。

<出演者>
【司会】伊集院光/安部みちこアナウンサー
【指南役】小黒康正(ドイツ文学者・九州大学教授)
【朗読】玉置玲央(俳優)
【語り】小坂由里子

この100de名著を読んで、各自の体験を語り合い、みなさんで味付けを加えましょう!

参加される人は、下記URLの「ゆいトレ」から、事前にクーポン(1,000円)を購入してください。
https://hyocom.jp/shop/items/detail/828

受講用Zoom会議室URL
トピック: 100分de名著を料理する
時刻: 2024年6月6日 02:00 PM 大阪、札幌、東京
参加 Zoom ミーティング
https://us02web.zoom.us/j/87253813331?pwd=NmhBaDFWM…kxVUpxQT09
ミーティング ID: 872 5381 3331
パスコード: 855202

【目的】
 幸せに生きる土台作りを行うことを目的とします。

【参加条件】
・『100分de名著』のNHKテキストを購入し、放送を視聴してください。(最低テキストはお読みください)
・自分の体験をもとに、対話をしたい方。
 (対話の冒頭で、読まれた感想を自己紹介を兼ねてお願いします)

【司会者募集】
 最初は畑井が場の仕切り役を担いますが、慣れてきたらお願いしたいです。
 希望者は、「司会したい」と事務局か私に声をかけてください。

閲覧数60 カテゴリ日記 投稿日時2024/05/11 10:30
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こたつねこさん
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