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2014年09月05日(金) 
世界保健機関(WHO)は4日、西アフリカでのエボラ出血熱の死者が8月31日までにリベリアなど4カ国で計1,848人に上ったと発表しました。8月26日までの死者は1,552人だったから、ここ数日で激増している感じ。

エボラ出血熱(Ebola hemorrhagic fever)は、エボラウイルスを病原体とする急性ウイルス性感染症。「エボラ」の名は発病者の出た地域に流れるエボラ川の名を取って命名されました。ヒトに感染し50-80%という非常に高い死亡率を持つ、人類が発見したなかで最も危険なウイルスの1つです。

現地では、医師・スタッフ不足に加えて住民の理解不足、施設や設備の不足、治療薬不足、関係機関の連携不足など、足らないもののオンパレード。「人類の危機」と揶揄されているように、ほんとうにこのまま制圧できるのかとても心配です。

対して熱帯病のひとつのデング熱も、エボラ出血熱と同じようにデングウイルス(Dengue virus)が原因の感染症で、実用化されている予防ワクチンはまだないところも同じ。しかし、ごく稀に出血、血小板の減少、または血漿(けっしょう)漏出を引き起こして生命を脅かすデング出血熱に発展するくらいで、致死率は比較にならないくらい低いです。

日本のマスコミでは、代々木公園で感染したデング熱を自分事、遠くアフリカで発生し感染が拡大しているエボラ出血熱を他人事と位置づけて、重要性を蒸ししてずいぶん偏向した報道を行っています。賢い国民はみな、無能なマスコミに踊らされてデング熱に浮かれるのではなく、エボラ出血熱の拡大に注目しましょう。

閲覧数1,208 カテゴリ日記 コメント5 投稿日時2014/09/05 10:40
公開範囲外部公開
コメント(5)
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  • 2014/09/05 13:10
    aoitoriさん
    おっしゃる通りです。エボラ熱は現在致死率52%。医師が死亡する例もあり、治療にあたった医師達が逃げ出すという事態だそうですね。アフリカの葬儀習慣なども感染を広げる原因になっているようですが。 世界への感染拡大には充分注意する必要がありますね。
    正確な情報を持たないと「生物兵器」だという突飛?もない情報も流れ始めていますので。
    次項有
  • 2014/09/05 17:33
    エボラ出血熱は、2000年にコンゴ民主共和国から
    ウガンダ共和国に感染拡大しました。
    情報も不足して、特に現地の情報は皆無でした。
    巡回医療を委託していた医師が、エボラ出血熱で死亡
    ウガンダ共和国初の医療関係者の被害でした。
    日本で入手した情報で、現地の事業中断し
    ケニアに脱出してもらったけど、
    国境の検疫で消毒薬まみれに、ものものしかったみたいです。
    現在の流行地域は、初のエボラ出血熱です。
    防護服の医療関係者が、人をさらっていく
    連れて行かれて殺される。
    そう言う風に医療関係者が信頼されてません。

    日本でも明治初期にコレラの流行があったとき
    隔離されて死んでしまうので、
    白人が生き肝を食べる為に連れ去ると
    あちこちで騒乱が起きてます。
    現地に溶け込めない医療関係者だと
    まだまだ病気をストップ出来ません。
    難しいですよ
    次項有
  • 2014/09/05 19:55
    まず地元での感染拡大防止には、誰が話をするべきかということが重要だと思います。当分はオオコウモリやゴリラを食べてはいけないとか、死体を触ってはいけないとか、医療関係者は信用できるとか説得して納得してもらうためには、誰が話をするかが大事だと思います。

    つぎにお薬の問題です。誰が言いだしたか知りませんが、一つの感染症のワクチンを創るには100億円かかるそうです。これを誰が払うのでしょうか?エイズのときにも同じ話がありましたし、今もあります。高いお薬を買えない人たちに広まっている病気には、お薬が創られません。これでいいのでしょうか?人類の危機に至る場合もありえます。創薬できる先進国の製薬会社やその国の政府機関に任せていたのでは、時間遅れになりかねません。それを防ぐためには、例えばWHOに平時から感染症創薬のための基金を創設しておき、人類の危機を招く可能性の高い感染症対策を順次推めておくべきだと思います。問題はこの基金の創設をどの国際機関等が推めるか、どうやってお金を集めるかです。先進国の国民がみんなで割り勘すれば、無理ではないと思うのですが・・・もう一つの問題は、公的な市場外での創薬を企業活動の侵害だと考える人たちとの調整でしょうか。
    次項有
  • 2014/09/06 09:10
    現地で一番信頼されてた呪術師が、
    初期段階で、エボラ出血熱拡大の原因に
    本人もエボラ出血熱で死亡

    政府や政治家は、信頼されてません。
    コレラにお札を食べてた明治の日本と同じですね。
    次項有
  • 2014/09/06 17:02
    死者2000人突破 WHO、日本の未承認薬に期待
    2014.9.6 16:54

     世界保健機関(WHO)は5日、西アフリカのエボラ出血熱の死者(疑い例を含む)が2105人に達したと発表した。1カ月足らずで倍増した計算で、感染の急拡大に歯止めのかかる兆しが見えない。WHOは同日、感染封じ込めに向け、開発段階の未承認薬の使用を促進させる方針を決めた。

     WHOのキーニー事務局長補は5日、ジュネーブで記者団に、日本の富士フイルムホールディングス傘下の富山化学工業が開発した未承認の治療薬「ファビピラビル」について「有効性を示すデータがそろい次第すぐにも使用を検討したい」との期待を示した。

     今月5日までに感染が確認されたか疑われる患者はリベリア、ギニア、シエラレオネ、ナイジェリア、セネガルの5カ国で計3967人。うち死者はリベリア1089人、ギニア517人、シエラレオネ491人、ナイジェリア8人。致死率は5カ国全体で53%。(共同)
    次項有
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