関西学院大学総合政策学部のサイバー社会論では、毎年この時期になると、元日本経済新聞デスクで大新聞社唯一の成功事例である「日経電子版の父」と呼ばれる、文明デザイナー・坪田知己先生をお迎えして、メディアに関連する特別講義を頂いています。 今年のテーマは「メディアと信頼」。フェイクなニュースや作為的な報道が溢れるネット社会の中で、新聞記者がジャーナリズムを守るためにどのように活躍しているのか。ディープスロート(情報提供者)との関係をベースに、現場の生のお話しを熱く語ってくださいました。 その中で見えたのは、民主主義を支える大切な基盤としての「ジャーナリズム」の意義、それを伝える報道、特に新聞の過去と未来、そして健全な社会を維持するために必要なメディアのあり方などでした。 その中から見えたのは、私たちひとりひとりが社会への関心を高め、国家や地域をよりよくしてゆこうというゆるぎない姿勢を磨いていくことです。 学生たちのリフレクション(振り返り)も、普段とは段違いに仕上がり、坪田先生が伝えたかったことをしっかりと受け止めてくれていることがよくわかります。 この刺激を常に意識しながら、行動につないでくれることを願ってやみません。 坪田先生、本当にありがとうございました。 |