バス道路の歩道を歩いていたら、植え込みでシャリンバイが咲いていました。 目立たない地味な花ですが、懸命に咲いているのがいじらしい。
こちらは派手派手のヒラドツツジですが、早くも盛りを過ぎて鮮やかさがなくなり、萎れて茶色くなってしまった花が目立つようになりました。
代わりに、別の植え込みではサツキが咲き始めていました。蕾がたくさん付いています。 サツキは旧暦の5月に咲くことから皐月(さつき)と呼ばれるのですが、今日は旧暦の4月19日ですから随分早いですね。
池の斜面に目をやると、ついこの間までブタナの花で一面まっ黄色だったのに、花の数が目立って少なくなり、代わって夏草のスイバが花穂を高々と伸ばしていました。
小学校のフェンス際ではコバンソウ(小判草)が滑稽な姿を見せていました。花は、釣り糸ほどの細い茎にぶら下がっている俵のような花穂の襞の隙間で咲きます。極めて小さい白い花なので、ほとんど目につきません。
コロナに気をとられている間に、花の世界では春が終わり、初夏の風景に変わっていました。 |