新しいシリーズを始めます。 僕が最近つくった料理の中から、自分が美味しいと思ったものを紹介するもので、読んでいただいて 何かの参考になれば と思うところです。
今回は 薄揚げを使った副菜を二種紹介します。 一つは「菜の花と揚げの辛子酢味噌和え」です。 揚げは 少し焦げ目が付く程度に炙ってから刻んで和えます。こうすることで、香ばしさが出て美味しい一品になります。 炙った揚げと辛子酢味噌で和える青野菜としては 九条葱やわけぎなどの青葱類が定番ですが、今の時期には 菜の花と和えるのが お勧めです。
もう一つは「大根と揚げの炊いたん」です。 厚めに切って 軟らかく茹でた大根と 大きめに切った揚げを 薄味の出し汁で煮含めたもので、 年末の京都で行われる年中行事「だいこ炊き」そのものですが、まだ大根の美味しい季節ですから 、これもお勧めしたい一品です。
ところで、これらの料理に使う「揚げ」には 薄くてしっかりとしたものを使いたいものです。ふわふわの揚げでは美味しくありません。(下の写真は、京都の豆腐屋さんで作られている揚げの一例で、厚さは2mmほどです。) |