何日か前のブログで、ホトトギスの葉が虫に食われて哀れな姿になっているということを書きましたが、葉がほとんどなくなった茎の先端で、紫色の花がいくつも咲いていました。
人間で言えば手足をもぎ取られてしまったような体にもかかわらず一所懸命咲いている姿は、健気と言えば健気ですが、この花を見ていると哀れさが一層強く感じられました。
通路を挟んで向かい側では、少し遅れてツワブキの花も咲き始めました。こちらの方は元気いっぱいです。
まわりの空気は金木犀の香りで満たされていました。いよいよ季節は晩秋にさしかかりました。